二人会ミニアルバム制作によせて
先日、 10 月 31 日 ミニアルバム|二人会/ Futari-Kai |を リリースしました! ご購入サイト Yasuko Tojo Website ダウンロードのみのミニアルバムですが、私にとっては初のアルバム作品!! 4年目を迎えたユニット「二人会」の音楽を形に したい な、と ぼんやり思い始めていた頃、 今年のCOVID-19感染拡大と いう 状況に なり、 ライブ演奏はどんどんキャンセルになっていきました。 そして、これまで目の前のライブ活動や日々の練習に 精一杯で、 作品制作 なんて現実にはまだまだだった 私に 図らずしも 時間と余裕だけは 生まれる事となりました。 (技術や感性は一朝一夕にはいかないので) とはいえ、 私には初めてのレコーディング! また低予算での制作ゆえ、著作権関連手続きや 配信 サイト、 カバーデザイン等 全てを自分自身で 作業し この秋やっとリリースに 漕ぎ着けることができました! 二人会は、一音一音の音色、アコースティックな サウンド、 プリミティブな編成だからこそ描ける 世界観に拘り、 活動を続けてきました。 現代の音楽志向やジャズの一般的な認識からは距離が あるのかも 知れませんが、私たちにとっては並列の ただの音楽、 こんな表現もいいよね! という思いです。 今回、制作にあたっても、その二人会だけが持つ世界観 音色や アコースティックなサウンド感を大切に仕上げ ました。 振り返れば、単音楽器でのユニットをやろうと誘って 頂いた時には、 そんな難しいこと私にできるのか?と いう 不安で一杯だった気がする…。 最初の一年くらいは 私は演奏の中で何をどう取り組めばいいのか? また、 篠崎さんのオリジナル楽曲の (本当に美しい!けど) 難しさに 四苦八苦してた記憶が…。 実際のところ、初アルバムなのにもっと一般的な カルテットとか トリオとか にすればいいのに、と いう声も頂きました。 ごもっともで…わかってはいます…(笑) でも、やっぱり今、私が作品として残したい、 残せる 純粋な 表現はこれなのです。自分自身では初アルバムを このユニットで できたことを誇りに思っています。 そういえば若い頃、音楽の師に「処世術」について説か れた ことがあります。 とても優しく気づきのある話で よく覚えているのです